新福祉会館建設に先立つて検討が求められている

多くの地方自治体における公共施設マネジメントの推進策についてここ2、3日じっくりと学んでおりました。
地方自治体における公共施設マネジメント推進のあり方と実務のポイント(季刊 政策・経営研究 2014 vol.3)

福祉会館建設計画以前に小金井市として検討計画することは。

パブリックコメントの分析において「その他」に分類された中で公共施設マネージメントについて触れましたが、公共施設マネージメントは市長が主導して取り組まないと「絵に描いた餅」となりかねないことが専門家によって指摘されております。
 なぜ市長が主導する必要があるかは
●複数の部局に渡る懸案であることから
●現在の縦割り行政に会わない課題であること
●人材の育成が必要であること
●民間の知識、経験を必要とするから
などなど全体的最適化が求められるからと言われている

小金井市の公共施設マネージメント作成に関わった三菱UFJリサーチ&コンサルティング
は2014年に[地方自治体における公共施設マネージメント推進のあり方と実務のポイント」としてレポートを次のように発表している。

公共施設マネージメント推進の鍵は
●迅速で効果の高い取り組につながる最大のポイントは市民、議会、庁内にわたる合意形成である。
●公共施設の老朽化をめぐる状況は極めて深刻であるが、「あるべき論」を振りかざすだけでは反対や抵抗を誘発しけっきょく遠回りをすることになる。
●取り組みの各段階において、常に[合意形成」に気を配り、市民と共に着実に推進してゆくことが重要である。
などとコンサルタントとしての意見を述べている。

先の陳情書は「公共施設マネージメント」に基づきと記載されていることから議会では担当委員会である総務企画委員会で審議されたが、新福祉会館とマンションの建替えを検討す提案は本質を理解されないまま不採択となった。
不採択とした会派は二つのグループに別れ、一つの会派はそもそも公共施設マネージメントに財政を改善する方法として民間の活力を利用することに反対の意見を持つ。またもう一つのグループは本来は公共施設マネージメントを策定した市長の考えに賛同することが期待されるが消化不良のためか反対された。

改めて公共施設マネージメントが持つ三っの特徴をレポートに基づくと

① インフラ施設の保全業務の適正化「ストックマネージメント」及びインフラ施設の維持、更新の効果的、効率化「アセットマネージメント」
これらは既存の公共施設を限られた財源の中で、いかに効果的、効率的に維持、更新するかを技術面からアプローチするものである。

②公共施設を資産としてとらえ運用、活用することで新たな財源を生み出そうとする考えである。
低利用、未利用の土地を売却貸付することで単なる「財産活用」から戦略的に財源を作る「財産活用」を目的とするもので管財、財政部門の取り組み。

③既存の公共施設の維持、更新、運用、活用を図るだけでなく公共施設の統廃合や再配置等施設のあり方そのものをを含めて検討することを目的とする。
従来型の取り組みの延長では対応しきれないという危機感を背景に都市経営、行財政改革の課題としてとらえて、全庁的、総合的な取り組みとして推進する考え方である。

以上のことから福祉会館建設案は福祉会館の内部機構の要件を計画するもので、それ以上に福祉会館の外的条件を公共施設マネージメントとして定めた上の計画案として検討することが小金井市の将来の展望が開けるものと思うものです。
その意味から再度陳情書を再審査し議会の責務を果たすことが大切であると考えます。


Tag: 福祉会館問題 公共施設マネージメント
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